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連絡協議会とは

ご挨拶

 長野県訪問看護ステーション連絡協議会は、2020年4月現在、県下のステーションの約8割にあたる140件の会員登録を頂いています。
長野県には小規模事業所も多く、研修参加の時間確保等が難しいことが課題のひとつです。職員の教育は事業所の質を保つためにも大変重要なことです。しかし、今年度はさらにコロナ問題が追い打ちをかけ、多数の研修が延期・中止となりました。昨年度からスタートした長野県版訪問看護ラダーの実践も滞りが生じている事と想像します。
こうした状況の中、本年度はe-ラーニングの導入を試みました。新人から管理者まで段階別の内容を、パソコンはもとよりスマートフォンでも学ぶことができるため、ステーションの規模や世情の環境に関わらず学ぶ機会を得られるようになりました。既に多くのステーションでご利用頂いている様子で、手応えを感じているところです。
 地域では、新型コロナウイルス感染症の第2波が大きくなりつつあります。通所系のサービスが利用できない状態になった時、訪問看護など訪問系のサービスは在宅療養者の最後の砦となります。日頃から感染防止に対する正しい知識、技術を身につけ、いざという時の迅速な対応に備える必要があります。訪問看護事業所間の連携はもとより、利用者のケアで協働する訪問介護系の事業所も、同レベルの感染予防の知識、技術が提供できる様に備えておくことが重要です。そのためには、医療者側から連携を図っていく必要があると考えます。3密を避けつつ、間近に迫った脅威に備えていかれることを期待します。
 当協議会は、現場の皆さんにとって少しでも働きやすい環境作りと、何かのときの拠り所としての力をつけられるように努めて参ります。今後とも皆様のご意見・ご協力をよろしくお願いいたします。

2020年8月