このたび、長野県訪問看護ステーション連絡協議会の会長を拝命いたしました都留拓也と申します。
日頃より地域の在宅療養を支えておられる皆さまに、心より敬意と感謝を申し上げます。
私たち訪問看護師は、地域で暮らす方々が病気や障がいに関わらず、住み慣れた場所でその人らしく暮らしていけるよう日夜活動しております。
今後の地域社会においても、全世代への多様なニーズに応えるべく、在宅療養における訪問看護師の役割はより一層重要性を増していくことが予想されます。
長野県内における訪問看護ステーションの数は230を超えてきています。それぞれの事業所の規模や運営母体はさまざまで、ステーションごとの特色や運営方法も多様性を増しています。
それぞれの地域への継続した価値提供のために、法定研修をはじめとした事業所の体制づくり・訪問看護事業の安定化・サービスの質の向上・訪問看護師人材の安定確保など、どのステーションにとっても取り組む課題は多岐に渡り、一事業所単位では乗り越えていくことに困難さがあるのが実情であると感じています。
当協議会としてもこれらの課題と向き合い、研修開催や情報発信、会員ステーション相互の連携強化に取り組んでいます。それぞれのステーション同士、いざ困った時に助け合える、日頃より顔の見える関係づくりを大切に活動を継続していきます。
また、未加入ステーションの新たな入会も大歓迎です。
当協議会の活動にご理解とご協力をお願いするとともに、当協議会がより身近で頼れる存在となれるよう皆さまの声に耳を傾けて参ります。今後とも変わらぬご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
2025年6月 長野県訪問看護ステーション連絡協議会 会長・都留拓也